本書では、中医師の幸井俊高氏の著作「男のための漢方」(文春新書)を一部引用しましたが、氏の中医学による薄毛改善法について深くは立ち入りませんでした。これは、日本には薄毛のことがわかる正規の中医師がほとんどおらず、中医学(漢方)の育毛メソッドについて述べたところで、実際に受診できる人は非常に限られてしまうためです。自分も、中医学の療法を受けたことはありません。興味はありますが、そこまで追究する前に薄毛が治ってしまいました。また、自分が試してもいない療法を紹介するのは、本書のコンセプトからずれるというのもありました。
ちなみに、幸井俊高先生は、東京の帝国ホテル内で漢方薬局を開業していますので、関東にお住まいの方は通院可能です。屋号は、「薬石花房 幸福薬局」(電話03-3580-0259)。ここは、普通の漢方薬局のように薬を渡されて「はい終わり」ではありません。最初に密なカウンセリングを受ける必要があり、これは中医学では極めて重要なプロセスです。このカウンセリング料は初回10,000円で2回目以降は3,000円となります。漢方薬代は、1日あたり1,400円……結構、いい料金(30日分=42000円?!)。
数年後あたりに、フィナステリドやミノキシジルを超える効果を持つ発毛薬が登場する可能性は大です。
ですが、現代人に常態化している不摂生の悪習慣を改めない限り、どんな薬剤を服用しても、効果はどうしても「それなり」に終わると思います。
薬オンリーでなんとかならないかと模索する人は、今も昔も多いようです。おそらく、まったく努力せず錠剤1錠ですべてが変わることを望んでいるのでしょう。これは、より楽に簡単に痩せられる方法を探して次々とダイエット法に手を出すダイエットマニアに近い心理が働いており、注意が必要です。
より安楽なダイエット法を探し求める「ダイエットホッパー」人たちは、「努力」という概念に関して誤った認識を持っている可能性があります。彼らにとって、努力とは、
・しんどくて面倒なこと
・避けるべきもの。
という認識です。
その一方でダイエットホッパーを含め、日本人の多くは、「努力」を礼賛する気風を持っており、努力で立身出世した人に対する評価は高く、生まれつきの才能でのしあがったと思われる人にはジェラシーの目が向けられがちです。
実業であれスポーツであれ、日本の成功者が、ジェラシーの矛先をかわすには、自分は額に汗を流して一生懸命努力してきたことをアピールし続けなければいけない雰囲気があります。
結論からいうと「努力」という概念に対して特異な印象を持つと、賛美するか回避する傾向が強まってしまいます。
本書で「努力」という用語を使用していないのは、この理由によります。その代り、「習慣」という言葉を多く使っています。もっとも、育毛には本当はかなりの努力が必要なのだけれども、それだと本は売れないから、習慣という言葉に言い換えて読者をだまくらかそうというつもりはありません。
本書は「努力論」に関する読み物ではないので、何も言及しませんでしたが、自分が本エントリの場を借りて新たに強調したいのは、
・「努力」という言葉は世間の様々な概念が刷り込まれており、使用には注意が必要。
・自分の考える努力とは、今までしていなかったことを新たに習慣づけること。習慣づけには、たいして労力はいらない。むしろ惰性とか惰力のほうが必要。
・「俺はこんなに努力しているんだ」という思いが強い努力は、やり方か方向性が間違っている、もしくは徒労に終わる努力の可能性が大。
・薄毛の人は、髪が薄くなるような努力を無意識にしている。
ということです。
育毛を、「できるだけ安楽に済ませられないものか」とか、その逆に「圧倒的な努力をしなければいけないのだ」と考えている人は、今一度努力という観念に変にとらわれていないか考えてみることを勧めます。
さて本題。
薄毛の人は、髪が薄くなるような努力というか悪習慣を一生懸命にしていることが多いものです。その1つが、心身のメッセージを無視して夜更かしする悪習慣です。
睡眠については、本書で縷々述べましたが、夜10時台から明け方の4時台の範囲は、睡眠のコアタイムとして、まさに「起きる間を惜しんで寝る」ようにしてください。また、ほんの10分でも昼寝するようにしてください。昼寝に関しては、最悪壁に寄り掛かっても目をつぶるだけでもよいですが、勤務先の事情でそれすらも許さない場合は、本書で紹介した「鈴木式パワースリープ」を採り入れてください。これは、帰宅直後に15から20分だけ床に就くというものです。ふつう、夜の7~9時の時間帯は、学術用語で「睡眠禁止帯」とよばれるぐらいで、入眠には不向きといわれていますが、「鈴木式パワースリープ」は別に睡眠状態になる必要性はありません。部屋の明かりを消し、布団に入って、リラックスした状態で、自分の呼吸だけに意識を払うのですが、それだけでもだいぶ違ってきます。これを習慣づけると、テレビをみながらの晩酌という「リラックス法」が馬鹿らしくなるくらいです。
睡眠のコアタイムの遵守と、昼寝の代替え手段としての「鈴木式パワースリープ」の実行で、髪のよみがえり方に差がつくはずです。
追記:昼寝には、頭脳の活性化にも役立ちます。そのため少数の企業や学校が昼寝タイムを採り入れています(福岡県明善高校の事例も参照)。
追記:成長ホルモンの分泌は、「夜10時から2時が最も盛ん」とよく言われますが、浦安市川医療センターのセンター長で睡眠学の第一人者である神山潤先生によると、これは俗説で正確性に欠くとのことです。基本的に、何時に寝入ろうとも成長ホルモンは入眠してから盛んに分泌されます。入眠の遅い早いはあまり関係ありません。だからといって、夜更かししてもよい理由にはなりません。人間には健康を維持するのに適正な睡眠リズムがあり、これがずれると健康と育毛に悪影響を及ぼします。
「神は、人間をより謙虚にするために禿げ頭を作ったのだ」(ブルース・ウィリス)
謙虚になる以外に、薄毛になる唯一のメリットと考えられるものは本書の末尾で書きました。
細かいものを探せば、他にも薄毛の「効用」は一応あるようです。「毛髪クリニックグループ21」のアンケート調査によると(詳細は、Business Media誠を参照)、薄毛で「得をしたことがある」人の割合は、4.3%。
具体的にどんな得をしたのかというと、
・床屋代、シャンプー代がかからず経済的
・年長者として大切に扱われる
・自ら笑いのネタにして話が膨らむ
・初対面の人にも親近感をもたれる
など。
似たようなことは、以前紹介したコミック「ふたりの育毛物語」の夫君も言ってました-「薄毛ってエコなんだぜ」。要するに、シャンプーの量は少なくてすむし、洗い流す水も少ない、ドライヤーの時間も少ない、というわけ。
さて、ハゲ得をもっと促進しようと活動しているのが、「雄物川町光頭会」や「ツル多ハゲます会」といった地域の団体(?)。
おそらく最初は冗談で始めた会だと思いますが、薄毛の悩みを楽しみに転化して、ハゲの辛さをふきとばすべく、社会貢献に邁進するようになり、世間の注目を集め始めているようです。
例えば、さぬき高松光頭会は、社会貢献活動の一環として、カーブミラー磨きや観光客の靴磨きなどをしています(詳細は四国新聞社ネット記事参照)。こういった団体が集まって、「全国ひかりサミット」なる大会まで開催するほどの展開になっています。
自分は、そういった世界には絶対に入っていけないだろうなあ、とずっと思っていました。すんなり薄毛を受容したら、自分がもはや自分でなくなる恐怖心があり、シャンプー代が浮く程度のメリットでは、どうにかなるものではありません。こういった気持の人のほうが圧倒的多数派だと思いますし、本書を上梓した一番の動機も、多数の悩める薄毛者へ解決策の1つを提案したかったらです。
自分は、MSD(旧万有製薬)をはじめ、いかなる育毛薬関連業者とも利害関係にありませんが、ハーブの推奨銘柄というか販売者は、「生活の木」とわざわざ名指ししています。
実は、生活の木はやや割高で、一方で大津屋のようなはるかに安価で買えるショップはいくらでもあります。
生活の木以外のハーブを購入されるのは一向に構わないのですが(おそらく効果は変わらない)、注意してほしいのは風味です。
ハーブは、安かろう悪かろうで、安価に買えるものは味が劣ります。効果の有無にかかわらず、人は「まずい」という感覚が伴うものは、毎日続けることはできません。
自分も、一時安いブランドのハーブを大量に買い込みましたが、結局半分ほど残して処分する羽目になりました。
ハーブでも食品でも「口から摂取する系」の育毛対策は、最低でも週4日以上の頻度で継続しないと効果がないのが大半です。そして、味覚面で負担を覚えるものは、いつしか止めることになります。
風味に関しては妥協せず、「おいしい」と感じるものを追求してください。
自分が北国北海道に移住してからというもの、毎年に冬になると重い風邪をひき、時には2週間も寝込むことがありました。
いまは風邪をひくことはほぼ絶無となりました。少々ひいてもすぐに治ります。
「風邪の効用」という本があるくらいで、たまには風邪にかかったほうがよいという意見もありますが、薄毛体質者は風邪と無縁でいるにこしたことはありません。
もしひいた場合、以下のハーブティを試してみてください。
・ローズピンクペタル(バラの花びらのこと):おおさじ1(15ml)
・ネトル:小さじ1(5ml)
・エキナセア:小さじ1(5ml)
・リコリス(漢方の甘草):小さじ1(5ml)
・水1リットルくらい(個人の好みで)
・蜂蜜適宜
分量は厳密でなく目分量でもかまいませんが、ともかくローズピンクペタルは「どばっ」というくらい入れます。
自分の場合、うんうん寝込んでいる状態から半日という驚異的なはやさで回復できます。
ただし、風邪に対するハーブの効き目にはずいぶんと個人差があるのも事実です。ひとくちに風邪といっても症状も、各人の体質も千差万別であり、本来であれば、その人ごとに合ったハーブを調合するのが正しいのです(漢方の薬剤調合も同じで、葛根湯を十把一絡げに投与しても大概無意味)。そして、どういったハーブの組み合わせと分量が適切かを「正確」に診断できる人は、日本では皆無に近いと思いますorz。ヨーロッパでは専門のハーブ療法士がおりますが、本当は自身の直観力をとことん研ぎ澄まし、何が効き目があるのかを自分が直観的に把握できるのが望ましいのです。ある意味、野生の動物やエドガー・ケイシーが持っていたような能力を身につけよ、と言っているようなもので、本能力が鈍りまくっている現代人には難しい相談かもしれません。
そこで、より現実的でベターな解決策は、風邪をひかない(=予防)ことです。そして、これが意外と簡単な方法で可能となります。
安静時に呼吸をする時、主に鼻と口のどちらでするのかを確認してください。
口を半開きにして口呼吸をしていることが多ければ、風邪やインフルエンザを招き入れているようなものです。
本書の最後の章でも若干ふれましたが、口呼吸をすると、冬の外気と病原菌がのどに直接あたります、気道部分の体温が寒気で低下すると、免疫力が激減します。たとえば、白血球の活動がにぶり、病原菌を除去できなくなります。そのため外から病原菌がいくらでも入ってきて、全身をめぐります。こうなると、ビタミンCを摂ろうが、しょうが湯を飲もうが意味がなくなります。
すぐに習慣化はできないでしょうが、口呼吸をやめ鼻呼吸に切り替えるようにしてください。外気が冷たくて鼻呼吸が苦しいときはマフラーをします。鼻呼吸がメインとなったら、いつのまにか風邪をひかなくなっている自分に驚くはずです。
予想外の売れ行きで、Amazon、楽天、e-honなど、ほとんどのネット通販では、年末頃から在庫切れで、お取り寄せとなっていますことをお詫び致します。
書店売りも普通にしていますが、レジに持っていくのに抵抗を覚える人も多いことかと思いますので、版元に入荷を早めてもらうようせっつきます。
しばしお待ちのほどを。
PS:とにかく早くほしい方へ。自分の手元に何冊かあります。Amazonレビューもしくは個人ブログに感想を書いてくださるという条件(「よいしょ」記事である必要なし)で、無料で1冊郵送にて謹呈しますので、まずは右の「メール送信」にてご一報ください。
能力があってやる気も十分なのに、髪が生えないのはなぜ?――その育毛が失敗するのは、「考え方の出発点=プライオリティ」に問題があるせいかもしれません。
例えば、愛読書『誇大毛想』(扶桑社)の前書きで、編著者の神足裕司氏はこう言います。
ハゲが急速に進行した二〇代後半、仕事が忙しすぎてハゲに悩む暇がなかった。いや、そんな言い方では勤勉男のようで嫌味だから少し弁解したい。
大人になってからこっち、次から次へと面白いことがあらわれて、自分の姿を省みる余裕がなかった。
それがよかった。
男たるもの、仕事にありったけの情熱を注ぎ、なによりもこれにプライオリティを据えるべきだという考えがあります。
それはまあよしとして、「人生が仕事オンリーになること=他の全てはうっちゃらかしてOK~」となると問題で、日本人男性の少なからぬは、この状況を疑問に感じず「安住」している雰囲気があります。疑問を感じつつも、流れで…という人も多いかもしれませんが。
仕事にとことん力を入れるハードワーカーを目指すのであれば、セルフ(ヘルス)マネジメントにもとことん注力する「ハード生活者」でないと、薄毛体質の人は、見る間に予想していた結果が舞い込みます。
本書でも述べたように、一流クラスのエグゼクティブは、同時に練達のヘルスマネジメント実践者でもある人が多いのです。これは、風邪をひいて休んでも、代理を務める人がいないという緊張感がそうさせるのかもしれませんが、激務なはずの社長業をこなしつつ、髪がふさふさという人の比率は結構高いです。一度そういう視点で企業家向けの雑誌を読んでみてください。ソ●トバンクやユニ●ロの社長が例外に思えるはずです。
仕事をばりばりこなしたいのであれば、なおさらオフタイムの自己管理に留意するようにしましょう。最初は難しいと思いますが、慣れると仕事と育毛の両立をはかれるはずです。
「ふたりの薄毛物語」(春原弥生氏/文藝春秋)は、昨年10月に刊行されたばかりの、薄毛の夫をもつ奥さん(イラストレーター)が書いたコミックです(文藝春秋社サイトとAmazonで一部立ち読み可能)。
薄毛を克服するのではなく、えんえん苦悩した末に受容と諦めの境地に達した夫君の20歳から37歳の現在までの薄毛遍歴がマンガとなったものです。
最初のページで、作者である奥さんの「私は薄毛の人が好きです」という、薄毛者を狂喜させるセリフが出ますが、うれしいのはそこまで。
奥さんの父親、そして将来夫となる弱冠20歳の青年の暗黒の日々が、かなりユーモラスに描かれます。自分は、別の意味で胸がキュンと、というか息苦しくなりました。
読んで苦しい思いをするような書物をなぜ読むのかと問われれば、それは薄毛受容者のエピソードからも学べることは少なくないからです。
特に、夫君が細毛のシャンプーブラシに出会うくだりは拾いモノ。これは、美容室で使われている業務用の(おそらくかなり高価な)シャンプーブラシですが、これで頭を洗う気持ちよさは天国のようだとマンガチックに表現されています。市販の、ごつごつしたシャンプーブラシは問題外とも。
自分は、洗髪の「器具」は自身の指の腹をしのぐものはないと信じていましたが、もしかすると細毛の業務用シャンプーブラシは、その上をゆく育毛効果があるのかもしれません。入手は難しそうですが、ちょっと探ってみたいと思います。
ところで夫君は、「頭は薄い人のほうが知識が詰まっている」といった冗談交じりのセリフを言ってますが、同じような言葉を哲人ソクラテスも言っていたことを思い出しました。知識がある人はハゲやすいというのは、科学的には十中八九違っていると思いますが、知識を詰め込むのに心理的なストレスがかかれば、あながち的外れの説ではないかもしれません。
「減る一方の頭頂部の髪と、増え続ける一方の白髪をなんとかせねば!!!!!!(以下!略)」と育毛を決意した日と、こんにちの自分を比べると、様々な生活習慣、特に飲食物に対する嗜好がずいぶん変化したことに我ながら驚かされます。詳しくは本書で述べましたが、今一度例をあげると、
育毛開始時 現在
1日の食事回数 3回 1.5~2回
炭酸飲料 週数回 夏日を除きゼロ
コーヒー飲料 週数回 月1、2回
肉/魚類 毎日 週3回
スナック類 週5回 月1回
ケーキ 月1、2回 ほぼゼロ
ピザ 月1、2回 ほぼゼロ
ヨーグルト 週数回 ほぼゼロ
菓子パン 週数回 月1、2回
筋トレ 週2回 週6回
就寝時間 午前0時頃 午後10時頃
起床時間 午前7時頃 午前4時台
加齢により基礎代謝量が低くなったことを差し引いても、1日2食の食習慣は大きなファクターです。本書でも大食と肥満の害は述べましたが、非肉体労働が主体のホワイトカラーにとって1日3食は有害だと思います。多くの現代人は、「規則正しく1日3回しっかり食べる」という魅惑的なスローガン(?)を順守していますが、それに見合うカロリー消費(=運動)をしないと、心身に様々な弊害が出てきます。心身に問題が生じると、身体は特に生命維持にとって重要ではない髪の生産活動に歯止めをかけ、もっと生命リスクの大きい臓器の修復などに注力します。というわけで、体の調子が悪くなると、髪が細くなってゆくのです。 もちろん食事の回数は多くても1回1回の摂取量が少なければ、さほど問題はないでしょう。ですが、1回おなかに何か入れ始めて「腹八分目」でストップできる人はどれほどいるでしょうか?「おやつは別腹」というように、現代人はある種の「食事依存症」になっており、下手すると酒類やタバコよりも大きな害をもたらしている可能性があります。最初はドカ食いになってかえって太ると思いますが(個人的に「逆リバウント」と呼んでます)、1日2食にチャンレンジすることが、遠回りに見えて、実は育毛の近道だと考えています。あと、肉体的エクササイズも大事ですが、それについてはまた別稿にて。
ところで、「酒、煙草、コーヒー(等カフェイン飲料)はよくないのですか?」とよく質問を受けます。
酒は、毛根自体に直接的影響はないと思いますが、アルコールそのものの身体への害に加えて、ついつい酒の肴にいろいろ食べてしまうこと、夜更かししてしまうこと、おなかにアルコールと食物を詰めこんだまま寝てしまうこと、という悪習慣とセットになりがちなのでよくありません。医学博士の書いた様々な健康関連の本を読むと、「酒は百薬の長」とか「ワインのポリフェノールがいい」などといった肯定的な見解が書かれていますが、全部無視してください。なぜなら医者は酒飲みが多く、どうしても自己弁護的になって、酒類善玉論に傾きがちになるからです。「昼どきに、ほんの少量の養命酒かワイン」ならOKでしょう。それ以外はペケ。飲酒は、たまの飲み会や接待にとどめるようにしましょう。
自分は、タバコは生まれてから1度も吸ったことはありません。それなのにハゲてきたので、タバコを吸わないからとは言って安心はできません。では、逆にタバコを吸い続ける人は、毛髪にどれほど影響をもたらすのでしょうか?実は、本書を執筆時に様々な文献や論文を渉猟したのですが、タバコと毛髪の関係について論じた資料は見つかりませんでした(存在しないのではなく、発見できなかっただけだと思いますが)。ですが、まあ控えたほうがようでしょう。タバコの身体に与える害は、非喫煙者でも聞いてて具合が悪くなるような代物ばかりです。
コーヒーは、何百年にもわたり「身体に良いのか、悪いのか」議論されてきました。決着がついたのでは21世紀になってからです。
結論から言うと、コーヒーには、2型糖尿病、高血圧、肝臓がん、慢性肝炎、肝硬変、パーキンソン病に顕著な予防効果があり、うつ病の予防効果もあると考えられています。その他、コーヒーの成分にはまだ知られていない薬効があるようです。
自分はコーヒーをほぼ止めてしまったのは、薬効に発毛が含まれていないこと、コーヒーにどうしてもミルクや砂糖を混ぜてしまうためです。また、毎日500mlのハーブティを煎じて飲んでおり、これ以上湯ざましの液体を飲んでも大丈夫だろうかという危惧もありました。もちろん、睡眠リズムを崩しかねないカフェインの問題もあります。肝臓の調子に不安があるようでしたら、ブラックコーヒーを常用しても構わないでしょう。
コーヒーの薬効について詳しく知りたい方は、「珈琲一杯の薬理学」(岡希太郎/医薬経済社)の一読をお勧めします。
つづく